【FX】負けを受け入れる方法、訓練方法
Yusukeです。
最近はどうすればトレーダーが退場せずに済むのかという事と、いかに合理的に利幅を伸ばすかという事に時間を費やしているのですが。
手法も増々シンプルになり、今日以下のツイートをしました。
上がっても下がっても勝率50%という事実+ダウやグランビルを理解すれば、僅かなテクニカルのエッジを効かせるだけで可能性が大きく広がる。
— Yusuke@FX専業トレーダー (@YMZ_investor) January 23, 2021
上がっても下がっても勝率50%という事実+ダウやグランビルを理解すれば、僅かなテクニカルのエッジを効かせるだけで可能性が大きく広がる。
なぜ負けを受け入れられないのか
これに関しては『トータルで勝つ』という事の事実や重要性を理解できていないため。
そこで発生する感情が
負け分を取り戻そうとする行為
取り戻そうとするのは【悪】でしかなく
振返ってほしいのですが、取り戻そうとするとき人は『熱くなっている』状態です。
熱くなるとは合理的な判断が出来ない状態
負けた後というのは、なぜか今まで冷静に相場を分析していたのに
タガが外れて急にルール無視のトレードをしてしまうという経験は少なからずあるはずです。
僕もたくさん経験してきたので(^^;
トレード時のストレス
- 損失が出ている状態
- 利益が出ている状態
この2つは気合や根性で乗り越えれるほど簡単なものでは無く
完全に取り除くことは3年半やってほぼ不可能という結論です。
※多分脳や体の構造上変えようがない
トレードルームでコイントスゲームをやってみた
まずここで伝えたい事は
『トレードは勝ちと負けを繰り返した結果→収支トータルがプラスになる』
という事実があります。
なので、いちいち1回や2回の負けで熱くなったり落ち込むという事は、トレードをする上で非常に邪魔になるという事です。
そのためには負けを受けいれるしか無いのですが、これは多分大体の方であれば頭では理解してくれていると思います。
別のモノに例えて実践し腑に落とす
相場というのは上げ下げを繰り返し、ある時はレンジ、またある時は一方のトレンドという現象をランダムに、ただその中でも確実に存在するテクニカルの理論を基に動いています。
レートは元の位置戻る
上げ下げを繰り返すという事はどこで買っても売ってもいつかは元の値位置に戻るという事実があります。
そして試行回数、ここでいうトレードをランダムに繰り返すと、統計上では限りなく勝率50%に近づくという事実があります。
結論
-
相場の先は誰にも分からない
ランダムにエントリーすれば統計的に収支はプラマイ0(スプレッド手数料分だけマイナス)
それだと証券会社だけウハウハなので、いつも解説しているテクニカルの優位性を分かりやすい場所でのみ判断材料として使い実行に移す→最後まで遂行する。
優位性が高いという事はランダムの中でも自分が優位に立てる=思惑方向にレートが伸びやすいという事。
ランダム=100回トレードして50勝50敗で収支は0
実践してみる
レートが伸びる場所が少し分かる優位性=100回トレードして50勝50敗で収支は僅かにレートが伸びた分プラス
これは投機なのでリスクに対して必ずそれ以上のリワードを得る必要があるため
リスクリワード1:2固定
複利で回していきます。
用意するもの
10円玉 × 5枚
記録できるもの
架空の100万円
ルール
①10円玉を1枚づつランダムになるよう投げる
②
表が出れば勝ちで口座に対して+1%の利益
裏が出れば負けで口座に対して-0.5%の損失
を記録していく
これだけです
①表 表 裏 表 裏
表=3回
裏=2回
表 ¥1,010,000
表 ¥1,020,100
裏 ¥1,015,000
表 ¥1,025,150
裏 ¥1,020,024
②裏 表 裏 表 表
表=3回
裏=2回
裏 ¥1,014,924
表 ¥1,025,073
裏 ¥1,019,948
表 ¥1,030,147
表 ¥1,040,448
③表 裏 裏 裏 裏
表=1回
裏=4回
※順調に増えてきましたが
ここで4連敗
でも大丈夫です、全然プラスの収支です。
この時点で合計
表7回
裏8回
表 ¥1,050,852
裏 ¥1,045,598
裏 ¥1,040,370
裏 ¥1,035,168
裏 ¥1,029,992
④裏 表 表 表 裏
表3回
裏2回
何だか同じような形の漢字なので
分かりにくいですね笑
裏 ¥1,024,842
表 ¥1,035,090
表 ¥1,045,441
表 ¥1,055,895
裏 ¥1,050,616
⑤表 裏 表 裏 表
表=3回
裏=2回
表 ¥1,061,122
裏 ¥1,055,816
表 ¥1,066,374
裏 ¥1,061,042
表 ¥1,071,652
ここで5回終了
10円玉単体を振った回数は5×5なので25回
では統計確率的に沿っているかというと
合計
表=13回
裏=12回
25回振って12:12の偶数にはなる訳は無いので
まあ限りなく中央値に寄ってくる。
だけど試行回数は少なく信憑性はまだ薄い。
現時点で勝率は13勝12敗で52%
⑥表 裏 裏 裏 裏
表=1回
裏=4回
またもや4連敗ですね
ここで意気消沈してはダメです。
負けを受け入れる。何故なら50%に収束する。
表 ¥1,082,369
裏 ¥1,076,957
裏 ¥1,071,572
裏 ¥1,066,214
裏 ¥1,060,883
⑦裏 裏 表 裏 裏
表=1回
裏=4回
前回から見て6連敗
負けが続いてますね。
少しドキドキしてきた
裏 ¥1,055,579
裏 ¥1,050,301
表 ¥1,060,804
裏 ¥1,055,500
裏 ¥1,050,223
⑧裏 表 表 裏 表
表=3回
裏=2回
裏 ¥1,044,972
表 ¥1,055,422
表 ¥1,065,976
裏 ¥1,060,646
表 ¥1,071,252
➈表 表 表 裏 表
表=4回
裏=1回
大分持ち直してきましたね
連敗の後は連勝が来る。
表 ¥1,081,965
表 ¥1,092,785
表 ¥1,103,713
裏 ¥1,098,194
表 ¥1,109,176
⑩表 表 表 表 裏
表=4回
裏=1回
うーん、何だかヤラセのような展開ですが
表 ¥1,120,268
表 ¥1,131,471
表 ¥1,142,786
表 ¥1,154,214
裏 ¥1,148,443
これで10セット
10円玉を振った回数は50回
合計で
表=26回
裏=24回
勝率は先ほどと同じ52%
先行遅行を繰り返しながら中央に落ち着きますね。
⑪表 裏 裏 裏 表
表=2回
裏=3回
表 ¥1,159,927
裏 ¥1,154,127
裏 ¥1,148,356
裏 ¥1,142,614
表 ¥1,154,040
⑫表 表 裏 表 裏
表=3回
裏=2回
表 ¥1,165,580
表 ¥1,177,236
裏 ¥1,171,350
表 ¥1,183,064
裏 ¥1,177,149
⑬裏 表 表 裏 表
表=3回
裏=2回
裏 ¥1,171,263
表 ¥1,182,976
表 ¥1,194,806
裏 ¥1,188,832
表 ¥1,200,720
⑭裏 表 表 表 表
表=4回
裏=1回
連勝が続く
裏 ¥1,194,716
表 ¥1,206,663
表 ¥1,218,730
表 ¥1,230,917
表 ¥1,243,226
⑮表 表 表 裏 裏
表=3回
裏=2回
合計
表=41回
裏=34回
大分表が先行していますね
表 ¥1,255,658
表 ¥1,268,215
表 ¥1,280,897
裏 ¥1,274,493
裏 ¥1,268,121
⑯裏 裏 裏 表 裏
表=1回
裏=4回
裏 ¥1,261,780
裏 ¥1,255,471
裏 ¥1,249,194
表 ¥1,261,686
裏 ¥1,255,378
⑰裏 裏 表 表 裏
表=2回
裏=3回
裏 ¥1,249,101
裏 ¥1,242,855
表 ¥1,255,284
表 ¥1,267,837
裏 ¥1,261,498
⑱表 裏 表 裏 裏
表=2回
裏=3回
表 ¥1,274,113
裏 ¥1,267,742
表 ¥1,280,419
裏 ¥1,274,017
裏 ¥1,267,647
⑲裏 表 表 裏 表
表=3回
裏=2回
裏 ¥1,261,309
表 ¥1,273,922
表 ¥1,286,661
裏 ¥1,280,228
表 ¥1,293,030
⑳表 表 表 表 表
表=5回
裏=0回
表 ¥1,305,960
表 ¥1,319,020
表 ¥1,332,210
表 ¥1,345,532
表 ¥1,358,987
最後に5連勝笑
合計
54回
46回
以上で実験は終了です。
最後に表50回裏50回となってくれるかなと思いきや
まさかの5連勝で最終的に勝ちが先行してしまいましたが
そこそこ満足のいく内容、要は勝率50%に限りなく近くなるという事。
ランダムとはいえ最終的に統計的な確率に近い数字が出るという事を実感させることは
非常に大切です。
負けばかり気にすると確実に損大利小に偏りだし、手法そのものが崩れ始めるので、
多少の連敗でも気落ちせず、いつも通りの取引を続ければ連勝期も訪れ、元の勝率に収まりだす。
まずはこの感覚です。
後はテクニカルの優位性(エッジ)
相場は限りなく50%に近くなる。
それは何となく分かった、ただそれだと『手数料負け』して終ってしまいます。
収益を上げるのに延々手数料やスプレッドを払って終わる訳にはいかないので、
で、そこでトントンからプラスに持っていくためには、
僅かに有利な場所を探し出すという事
これがいつもやってる相場環境認識やテクニカル分析、裁量ですね。
例えば
相場の基本中の基本である『ダウトレンド』
トレンドの定義というものは決まっています。
それに逆らえば損失が膨らむだけですし、
明らかに切下げている、もしくは切下げが始まった時に買いませんよね???
もちろん勝てる時もありますが
今回は『優位性』の話なので、トータルで考えると利益性は相当低くなるというのは何となくでも分かるかなと思います。
ほとんどのトレーダーが表示させている移動平均線
もうほぼ全員結論は出ているはずです。
『移動平均線に逆らってもロクなことがない』
もちろん強い節目があったり、突発的なファンダメンタルで逆方向に突っ切る時もありますが、ただ中長期的に見ても、戻される事の方がほとんどのはずです。
であれば逆を向いている状態、例えば上を向いている様態で売っても、勝てる時はあるでしょうけど、ここでの話は『優位性』です。
これも人間の非合理的な意思決定で、頭では勝てる可能性は低いと分かっていても
何故か低い確率の事象に対して過度な期待をしてしまう。
これは宝くじ売り場で行列を作っている心理に似ていると思います。
宝くじの1等の当選確率は2,000万分の1、もしくは200万分の1という天文学的な確率にも関わらず
「もしかしたら当選するかも?」という、『ほぼ当選は不可能』と何となく頭では分かっているのに。
これが結局相場では同じような働きをしてしまい、明らかに『優位性』が低いのにも関わらず、無謀にも立ち向かい資金を減らす原因にもなっていると思います。
今回は負けを受けいれるというお題なので、テクニカルはこの辺で。
以上です
今日も長々とありがとうございました。
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